私のロレックスに対する愛は父から始まり、グラミー賞を受賞したことで確固たるものになった。
私の時計好きは父譲りだ。まだ背が低く、父が腕時計を保管している引き出しを見ることができなかったときのことを覚えている。父はいつもロレックスを持っていて、私はそのルックスに惚れ込んでしまったのだ。ロサンゼルスに引っ越してからはヴィンテージウォッチにはまり始めたが、私が本当に欲しい時計、デイデイトを買うことはできなかった。
私がヴィンテージウォッチについて考えるようになったのは、ちょうどマルーン5に加入した12年ほど前のことだ。父はいつも時計を新品で買っていたが、バンドメンバー、アダム・レヴィーンのヴィンテージウォッチについての話を聞き、「そうだ、自分が欲しいものを正確に手に入れられるんだ」と気づいたのだ。心のなかで、いつも新品のゴールドロレックスを買うものだと思っていたのだから。でもこの時計、80年代のデイデイトはそれ以上に私に語りかけてきた。
ロレックス デイデイト 40 ウォッチ 偽物 22040603
モデルケース:オイスター、40 mm、プラチナ
オイスター アーキテクチャー:モノブロックミドルケース、スクリュー式バックケース、リューズ
直径:40 mm
素材:プラチナ
ベゼル:フルーテッド
ムーブメント:パーペチュアル、機械式、自動巻
ブレスレット素材:プラチナ
クラスプ:クラウンクラスプ(コンシールドタイプ)
ダイアル:アイスブルー
プラチナのオイスター パーペチュアル デイデイト 40は、アイスブルーダイアル、フルーテッドベゼルとプレジデント(PRESIDENT)ブレスレットを備える。
私が初めて買ったのは1958年製のデイトジャストで、その1本を誇らしげにつけていた。まだデイデイトを追いかけてはいたが、買うまでには至らなかった。ひとりで音楽活動をしていると、たくさんの投資をしなければならないことが多く、「よし、この時計にお金を使おう!」という気にはなれなかったのだ。グラミー賞の最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス賞を初めて受賞したとき、「時計を買うぞ! よし、時計を買おう」と意気込んだ。そして私はついに我が愛しの時計を家に連れて帰ったのだ。
この80年代の個体は私がずっと欲しかったもので、宝物にしたいと思っていた。何年も前からどんなデザインにしようかと考えていたのだ。アディダスのジョギングスーツのような80年代の雰囲気を醸し出していて、これを手にした今、ほかの時計は必要ないとさえ感じている。私はコレクターではない。この時計は私にとってとても大切なもので、自分が待ちわびていたものであることを思い出させてくれる。グラミー賞の受賞をきっかけに手にできたという事実が、長年の努力が報われたことを実感させてくれるのだ。