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「HUAWEI WATCH GT 3」は ミニマルでストイックな形が魅⼒だ︕

ファーウェイの新作「HUAWEI WATCH GT 3」は、デザインといい機能といい、スマートウォッチの可能性を大きく拡げたモデルだ。ランニングに特化した「HUAWEI WATCH GT Runner」とあわせて、その魅力を紹介したい。

文・サトータケシ 写真・ホシダテッペイ

12月に発表された「HUAWEI WATCH GT 3」は、ファーウェイのスマートウォッチのフラッグシップモデルであると同時に、このカテゴリーのゲームチェンジャーとなり得る存在だ。「HUAWEI WATCH GT 3」がスマートウォッチ市場の流れを変えるであろう理由を、いくつかの側面から取り上げてみたい。


設計思想がデザインに表れている

「HUAWEI WATCH GT 3」のデザインの魅力をひとことで表現すれば、“削ぎ落とす”ことから生まれたシンプルな美しさ、用の美だ。装飾を廃したケースの厚みはわずか10.2mm、ストラップを除いた重量もたったの35g(ケース径46mmの仕様はそれぞれ11mmと42.6g)。だからムダなものを身に着けているという感覚は一切ない。インターフェイスもいたってシンプルで、クラウン(竜頭)を回し、直感で必要な機能にアクセスできる。高機能を簡潔に扱うことができるように、という設計思想を形として表現したのが「HUAWEI WATCH GT 3」のデザインなのだ。


ただの便利な道具ではない

「HUAWEI WATCH GT 3」は、便利な道具というステージから一歩踏み込んだ、日々の暮らしの相棒だ。まず第一に、血中酸素レベルを24時間モニタリングすることで、体調を把握してくれる。ほかにも心拍数や睡眠の質、ストレスの度合いなどを計測、じぶんでも気づかないうちに疲労しているときには、立ち上がって身体を伸ばしたり、散歩をして、新鮮な空気を取り入れるようにとリマインドしてくれる。スマートフォンと連携していれば、着信があったときに作業やワークアウトを続けながら「HUAWEI WATCH GT 3」で会話もできる。身につけている時間が長ければ長いほど生活の質が向上するスマートウォッチ、それが「HUAWEI WATCH GT 3」なのだ。

▲HUAWEI WATCH GT Runner 3万4980円(税込)。デュアルバンド5衛星システム対応だから、衛星を素早く捉え、より正確に測位できるのも特徴。


ランニング専用モデルで自己ベストを狙う

ランニングに特化した「HUAWEI WATCH GT Runner」は、ランニング初心者からサブ3を狙う上級者まで、だれもが満足できる機能を備えている。測定モジュールとAIアルゴリズムが高度化したことによって、ハードなインターバルトレーニングでも、心拍数をより正確に測定することができる。スマートフォンのアプリと連携すれば、トレーニング負荷、乳酸閾値、ランニング能力指数といった指標をトータルで把握、AIが目標達成までのトレーニングプランを科学的に組み立ててくれる。この際、負荷からの回復期間や、天候、高度による差異までを正確に反映してくれるというキメの細かさがランナーにはうれしい。スポーツカーのフロントグリルにインスピレーションを得たデザインは精悍だ。しかもケースとストラップを固定するラグの部分を空洞にすることで通気性やGPSの精度を高めているから、汗をかく時期でも快適に装着できる。ケースに高強度複合繊維、ベゼルにセラミック、リューズにチタン合金を用いて約38.5gという軽量ボディに仕上げたことも、わずかでも軽いものを身に着けたいランナーの気持ちがわかっている。従来のランニング用GPSウォッチが計測器だとしたら、「HUAWEI WATCH GT Runner」はランニングのコーチでありトレーニングのパートナーなのだ。


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